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淀江の宿今津田中家では、霊峰大山から起する日本海までの豊かな水の循環や自然の恵みを受けるこの地域で、一般社団法人Bisui Daisen(ビスイダイセン)とも連携し、地元の人と共に行う様々な体験の企画・提供をしています。その他、株式会社ウォリス(宿のオーナー 田中洋子が経営)が独自開発した経営疑似体験学習「 BASG」や自分を見つめ直す「ライフキャリア支援」なども、日帰り~2泊3日などの日程で、企業研修やキッズキャンプなどにも組み入れ、提供しています。
机の上で経営の流れや難しさをリアル体感!
経営疑似体験学習BASG(バスゲーム)は、一人一人が事業を立ち上げて経営者となり、机の上で経営に挑戦する経営疑似体験ゲームです。
お金を貯めて出資して、屋号を決めて、店舗を借り、備品を揃えて、社員を雇い、商品を仕入れて、事業をスタート!
その後は、1ターン(「品出し」「イベント」「販売」「アクション」「仕入」「月末処理」)を4回繰り返し、第1期が終了します。
各フェーズでは、グーグルスプレッドシートに実施結果を入力し、その都度、現金残高や商品在庫などを確認。状況を把握しながら、ゲームを進めていきます。
色々な出来事が発生するイベントでは、サイコロを振り、左隣の人との目と自分の目との掛け合わせによって、良いことや悪いことなど36種類の出来事が発生します。
アクションでは、社員教育・効率化・広告・ブランディング・掃除などから一つを実行します。このアクションの選択が、サイコロを振るイベントや、品出し・販売・仕入にも影響を及ぼします。
販売や仕入は競争入札なので、売れない・仕入れられないときもあります。そして、すぐに給料や家賃など毎月の支払いがやってきます。
第1期終了後、赤字だったか、黒字だったのか、自分の決算書を確認。何個売ったら、売価をいくらにしたら、固定費をいくらにしたら、黒字だったのかなどの「損益分岐点分析」などを行い、2期目にはどうするか黒字になる経営計画を立てます。
その経営計画を基に、銀行交渉を行い、長期借入金を調達して、第2期のフェーズに入り、第2期、第3期と繰り返します。
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BASG(バスゲーム)
関西地域の大学や自治体などが実施する創業セミナーなどで経営ゲームの研修企画・実施・講師派遣などをしていた株式会社ウォリスでは、2018年に独自の経営ゲームを開発し、現在、商工会の創業セミナー・企業研修・小中学生向けの起業家教育などで活用しています。 机の上でマグネットなどを使って「リアル経営体験」をしながら、経営を楽しく実践的に学べる「テーブルボードゲーム」です。
今後、カリキュラムの充実、講師の養成、ツール販売など、多くの方に体験してもらえる展開を企画しており、モニターも募集中です。
出張も含めた団体や個人での体験依頼など、お気軽にお問合せください。
ライフキャリア支援
株式会社ウォリスでは、世界で一番使われている「性格タイプ分析」などを活用し、自分本来の姿を知り、人の心の在り方の多様性・他人との違いを認識する支援を10年以上行ってきました。中小企業のセミナーでは、チームビルディングなどに活用しています。
宿を開設してからは、宿泊されたご家族や団体、地元の方々にも実施・提供しています。
所要時間は2時間です。ぜひ一度ご体験ください。
ライフCAMP
(一社)Bisui Daisenなどとも連携し、地元のコンシェルジュなどと共に体験!
古民家に滞在
観光地ではない集落にある築90年の古民家の宿に宿泊します。
作物を育てる
大地の恵みを受けた田畑を使い、自然栽培で作物を育てます。
食材を採取する
半径3km以内の海山田畑から食材を採取、調味料等も作ります。
採った食材を調理する
半径3km以内で採取した食材を使った調理にチャレンジします。
古(いにしえ)の朝食
竈や囲炉裏を使い、古代食や江戸時代の朝食を作り食べます。
サイクリング
宿にあるe-bike(電動自転車)で周辺を散策します。
歴史に触れる
6千年以上前から同じ場所で営みが続く町で歴史を体感します。
水源をたどる
自然の構造に触れ、共存・持続してきた知恵や経験を学びます。
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田植え体験
東大の地下水調査に大阪公立大も参加!
2025年3月15日~18日、井上大悟さん(淀江の湧水について卒論を書き、昨年4月から東京大学大学院修士課程)が今津田中家に滞在されました。徳永朋祥教授(東京大学大学院新領域創成科学研究科長)が率いられる水研究チームの滞在は、2022年7月、2023年5月、10月、2024年6月、10月、今年1月に引き続き、7回目です。
今回は、井上さん、徳永教授、伊藤有加さん(昨年3月まで東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任助教、昨年4月から大阪公立大学 理学部地球学科 准教授・東京大学客員連携研究員)の他、宮本大輝さん(大阪公立大学 理学部地球学科 4年生)も滞在されました。
井上さんは修士論文では大山町の地下水について研究、宮本さんは卒論で伯耆町・江府町の地下水についての研究をされる予定で、今回は淀江でのフィールドワークの他に、大山町での採水、伯耆町や江府町の情報取集などを実施されました。
最終日の夜には、大山町で採水場所をコーディネートしてくださったなかやまトレックの杉崎元哉さん、宿のオーナー洋子の保育園から中学校までの同級生で伯耆町在住の山崎美穂さんも来てくださり、一緒に鍋を囲み、今後のフィールドワークについての打合せを行いました。
日替わり店長カフェ
淀江の宿今津田中家 2025年度会員募集
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