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サイクルカーニバルとは?
1992年から続く米子日吉津商工会主催のサイクルカーニバルは、旧淀江町商工会青年部が中心となり、当時普及し始めた「サイクリング」を通じて、環境省認定の湧水地や日本最古級の壁画、日本最大の弥生時代集落遺跡などこの地の知られざるスポットを、美味しいモノや楽しいコトを織り交ぜながら、多くの方に巡っていただくことを目的とした “手づくり”の地域活性化事業です。2007年の商工会合併(淀江・伯仙・日吉津)後も継続して開催され、コロナ禍での中断もありましたが、山陰における”自転車の聖地”を目指すと共に、アットホームなおもてなしで地域の良さをお届けし続けているイベントです。
第32回大会となる今年は9月7日(日)に実施される予定で、定番の健脚コース、坂を加えた出し切りコース、初心者向けのショートコースの3コースが設定されています。大山から見下ろす雄大な日本海、山陰ならではの海と山を同時に満喫できるコースのエイドステーションやゴールでは、地元事業者さんの食事や特産品がふるまわれます。
コースの紹介
今年は、定番の健脚コースに加え、坂を加えた出し切りコース、初心者向けのショートコースの3コースが設定されています。大山から見下ろす雄大な日本海、山陰ならではの海と山を同時に満喫できるコースです。
◆出し切りコース約100km 獲得標高2000m
健脚コースでは物足りない人向けの、大山ますみず高原とだいせんホワイトリゾートへ登るヒルクライムコースです。スキー場から眺める日本海は辿り着いた人だけが見られる絶景です。
◆健脚コース約70km 獲得標高1200m
鳥取/大山山麓を3時間30分~5時間で周遊するサイクルカーニバル定番コースです。長距離すぎず、ある程度アップダウンも楽しみたい方へおすすめです!
◆ショートコース約30km 獲得標高400m
第1エイドまでの折返しショートコースです。スタートしてから続く長い登り坂は参加者の思い出になるはず、ゆっくり自転車を楽しみたい方向けのコースです。
世代問わず楽しめるイベント
今年もゴール地である海浜運動公園では、5000人以上の来場で賑わう「日吉津deマルシェ」が開催されます。また今年は、会場内にて未就学児と保護者向けの自転車イベントも新たに企画されています。
サイクリングをされている方は「健脚コース」に、がっつり走りたい人は「出し切りコース」に、サイクリングを始めたばかりの方は「ショートコース」にご参加ください。E-bikeでも参加可能です。今年はコロナ前には実施していて大好評だったゴール後の抽選会が復活します。
自転車に乗られない方も「マルシェ」や未就学児と保護者向けの自転車イベントが行われる海浜運動公園には、ぜひお越しください。
開催日 9月7日(土) 開催 ※雨天決行
申込期限 8月11日(月) ※先着順(定員になり次第締め切り)
集合場所 鳥取県米子市淀江町中間 大和公園運動広場
定員・参加資格
出し切りコース:50名 中学生以上の健康の方
健脚コース:200名 中学生以上の健康の方
ショートコース:70名 小学生以上の健康な方(小学生は保護者同伴必須)
詳細・参加申込はこちらから
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鳥取うみなみロード
淀江の宿今津田中家は国道9号線(京都府京都市~山陰地方~山口県下関市)にも面しています。山陰自動車道開通で車の通行量が減少した9号線沿線の地域活性化等を図る鳥取県は、県内を東西に横断するサイクリングルートとして「鳥取うみなみロード(とっとり横断サイクリングルート)~東の JR 東浜駅(岩美郡岩美町)と西の JR 境港駅(境港市)を結ぶ全長約152km~」を令和2年3月22日に開通。令和4年には、鳥取県観光交流局観光戦略課に「サイクルツーリズム振興室」が新設され、「鳥取うみなみロード」の「ナショナルサイクルルート(『日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルート(英語版)を認定する制度』で、2019年の導入以降に指定を受けたのは「ビワイチ(琵琶湖)」など6ルート)」の指定を目指し、走行環境の整備や受入環境の充実に向けた取組が急ピッチで進められています。
淀江の宿今津田中家のオーナー 田中洋子は、2024年9月、鳥取うみなみロードのロゴマーク選定委員となり、ロゴマーク選定に関わらせていただきました。10月4日~11月3日まで、ロゴデザインが公募され、全国、そして海外の応募もあったようで、応募総数263作品でした。12月にロゴマーク選定委員会が鳥取県庁で開催され、その中から、最優秀賞1点、及び優秀賞3点が選定され、最優秀の作品がロコマークとして採用されました。今後、鳥取うみなみロードの情報発信素材として広く活用されていく予定です。
「鳥取うみなみロード」ロゴマーク選考結果
https://www.pref.tottori.lg.jp/321305.htm
採用が決まったロゴのコンセプトは以下の通りです。
・美しい日本海を間近に、爽快な潮風を肌に感じながら走行しているイメージで全体をデザインした。
・自転車の車輪部分は鳥取のひらがなの頭文字の「と」になっており、鳥取らしさを表現した。
決定したロゴは、2024年2月にお披露目され、2月13日に鳥取市で開催された「第6回鳥取県サイクルツーリズム推進・連携会議」でも大々的に紹介されました。
この推進会議は、サイクリストの聖地・鳥取県を目指し、官民が連携して推進する会議で、会長の平井知事をはじめ、サイクリング団体、観光・交通事業者、商工団体、行政など幅広い関係者、現地とオンラインあわせて約30名が参加。今津田中家のオーナー田中洋子も、(一社)鳥取県旅行業協会の代理出席で、参加させていただきました。
淀江の宿今津田中家にもご宿泊いただいている高橋幸博さん(北海道の株式会社ARCH 代表)がアドバイザーを務められており、ナショナルサイクルルート指定の意義やメリット、伝え方の重要性などのお話しをされ、鳥取の未来に向けた熱いエールも戴きました。
鳥取うみなみサイクルトレイン
昨年10月13日~12月8日にJR山陰本線において期間限定で運行された「鳥取うみなみサイクルトレイン」。2025年4月からはパワーアップし、再び運行が開始されました。
運行区間は鳥取駅〜米子駅、普通列車での運行には変わりありませんが、昨年に比べて、利便性がかなり向上しました。
ポイントは4つ!
①通年運行!!毎週土日と祝日運行!
※ただし冬季期間(12月〜2月)、および混雑が予想される日は除きます。
②乗降可能駅が22駅に拡大!!鳥取〜米子間のうち、鳥取大学前駅・東山公園駅を除いたすべての駅で乗降可能です!
③1日3往復運行!!米子からも便利に!
④自転車の積載数、拡大!1運行で最大5台!
山陰の美しい海と風を感じながら、より自由にサイクルトレインを活用できるようになりました!料金は乗車券のほかに1名1台乗車300円。
下り
鳥取5:17発→米子7:43着
鳥取8:05発→米子10:44着
鳥取16:21発→米子18:42着
上り
米子5:54発→鳥取8:34着
米子8:10発→鳥取11:08着
米子15:59発→鳥取18:32着
サイクルツアー造成
2025年度は、淀江の宿今津田中家のオーナー 田中洋子が専務理事を務める(一社)Bisui Daisen で、大山時間(鳥取県西部商工会産業支援センターが中心となり、鳥取県西部地域の魅力を域内外に発信するプロジェクト)や鳥取県観光戦略課サイクルツーリズム振興室などとも連携しながら、様々な体験を組み合わせたサイクリングツアーを造成していく予定です。
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田植え・大豆植えをしました!
今年も頼れるありがたいご近所さん、山中ご夫妻の全面協力の下、田植えを行いました。
まずは4月12日(土)に、(一社)Bisui Daisenに関わるメンバーに駆け付けていただき、山中さんご指導の下、「いでさらえ(近くの妻木川の水路の清掃)」を行い、水がスムーズに流れるようになりました。
その後、山中さんが草刈り、奥様が山中家のトラクターを使って耕運してくださり、田植えを5月17日(土)に予定していたのですが、田んぼに水が入らず、延期となりました。晴天が続いたこと、そして上流の田んぼに水がまだ入っていなかったことが原因で、改めて、上流の田んぼとの関連を知ることとなりました。
その後、水が入ってくるようになり、24日(日)に小雨の中、きぬむすめ・もち米の機械植えを山中家の田植え機で実施していただきました。
淀江の宿今津田中家のオーナー田中洋子が関わっての米作りは、2021年に始めて、今年で5年目となりました。初年度の2021年の7月には、大雨で妻木川の水路に砂利が詰まってしまい、水が通らなくなるという出来事がありました。Facebookで助っ人お願いの投稿をして、多くの方に集まっていただき、砂利を除去して、水を通すことが出来ました。昨年2024年は、猛暑だったせいか、前年に比べて収量が少なく、また今年は田んぼに水が入らなくて田植えの予定を延期・・・という出来事などを通じ、この5年で改めて食糧問題を考える機会を与えてもらいました。
5月31日(土)には、関西から宿泊に来られた経営者の方々に、山中さんご指導の下、手植えの田植えや大豆植えを体験していただきました。夜は当地で活動している女子大生二人(Mimori の坂上萌さん・松田彩子さん)のプレゼンも聞いていただき、食糧問題や今後のビジネス展開などについてもいろいろと意見交換をしました。
今回の2泊3日の滞在では、海の男でもある山中さんが潜って獲られたわかめ・ばーずごろしやムカデもんばなどの海藻、近隣の海で採れた魚介類、地元で採れた野菜の他、今津田中家の畑から、苺・さやえんどう(グリーンピース)・玉ねぎ・レタス・パセリ・サラダ菜なども収穫して、料理を振る舞いました。2日目の朝は、江戸の間のかまどを使って、火打石を使って火をつけ、本宮の泉で汲んだ湧水を使って、今津田中家の天日干しはでかけ米 きぬむすめを炊くことにチャレンジしていただき、また今津田中家の自家製米麹と自家製大豆で作った味噌を使った大山豚の豚汁もかまどで温め、大山と孝霊山を望むデッキで朝食を食べていただきました。また、3日目の朝食に出した、ご近所の鍛冶塚さんに取りたてを戴いてすぐに湯がいて冷凍していた筍を使った筍ご飯なども大好評で、恵み豊かな食を満喫していただきました。
6月は、桑の実・梅・びわなどが木に実をつけ、畑では、じゃがいも・さつまいも・里芋・長芋・らっきょう・生姜、様々な種類のピーマン・茄子・オクラ・かぼちゃ・ズッキーニ・トウモロコシ・西瓜、ほうずき・ユウガオ・冬瓜・キュウリなども育てて、これから宿でふるまう野菜や果物の準備を進めています。
淀江の宿今津田中家 2025年度会員募集
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